藤井颯太郎 ・これまでのWS

ここでは藤井颯太郎が行ったこれまでのWSについて書いて行きます。

現在日本では二種類の意味でWS(ワークショップ)が使われることが多いです。

  1. 参加して技術をもらって帰る体験講習としてのワークショップ
  2. 商品化を目的とせず実験的に作品をつくってみるワークショップ

藤井颯太郎のWSでは双方の良い面を取り入れることを目標にしています。自分が持っている演出や俳優としての知識や技術などを共有しながら、一つのテーマについて参加者との話し合いを通じ、藤井自身が経験したことの無い新しい試みに参加者達と挑戦します。


栗東文化芸術会館SAKIRA主催
「劇団をつくろう」(2017年)

18歳から65歳まで、幅広い年齢層の25名の演劇未経験者と劇団を作り一か月間のWSを経て旗揚げ公演を行うというWS。しりとりや鬼ごっこやじゃんけんなど、よく知られるゲームを用いながら、わかりやすく「表現的演技」と「存在的演技」の技法に触れ、演技とはなんなのか参加者と話し合いました。ゲームを土台に演劇を組み立て行くことを条件に、二つの劇団がそれぞれ作品を製作。最終日には①あっさり劇団 による『濃厚赤頭巾』②花のようなあたしたち による『ベルサイユの豚バラ』を上演した。

後日、このWSから生まれたアイディアは『56db』という作品になり2か国5都市(大邱・名古屋・京都・神戸・仙台)で上演されました。


U30支援プログラム主催
WSシリーズ「Gento-École(ゲントウエコール)」 (2017-現在)

主に演劇経験者(特に学生~30代)を対象とした専門的なWSシリーズ。同世代の中でも活躍するアーティストを講師に招くシリーズで、1クラス500円という安価な値段でレッスンやWSに参加することが出来る。

これまで、演出家の藤井颯太郎のよる『6歳の演技論』、振付家の本城祐哉による『ダンする』、俳優の鳩川七海による『台本を貰った俳優がすること』、演劇作家の岡本昌也(安住の地)による『〈場〉を作る』、劇作家の神田真直(劇団なかゆび)による『ほんものの「ハムレット」 ?』、ジャグラーの中西みみずによる『俳優の為のジャグリング』、劇作家の西田悠哉(劇団不労社)による『笑いと恐怖の構造分析』などのWSをおこなってきた。

現在COVID-19の影響により休止中。休止回となった3月の参加者は44名程度。


全国学生演劇祭特別企画WS
「リアクションダンス」(2018)

舞台経験者に向けて、基礎的な技術・創作の為のヒントを持ち帰ってもらう為のWS。身体が発するメッセージと言葉が発するメッセージとの間に距離を置いていく「肉体と言語の分離」を行うワーク。『言葉でしか語ることがでない領域』と『身体でしか語ることのできない領域』について参加者と話しあい、その双方の特性を理解した上で作品を作っていく。


上記以外にも、

劇団わらび座時代に行った中学生や海外の研修生、新社会人へ向けた民族舞踊のWS(2016)

劇団衛星が主催する小学生の子供たちと作品を作るWSの講師(2017)

東山青少年活動センターが主催する『ビギナーズユニット』の演技の講師(2019)

フェニーチェ堺主催での四日間連続講座『冬から始める演劇入門』(2020)

秋から始める演技入門『楽しい嘘のつきかた講座』(2021)

などの講師の経験あり。

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